〜幼児も大人もリラックス。家族でのんびりくつろげる場所。〜
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アメリカ赴任を終えて帰国することになり、日本に戻る途中でどこかに立ち寄りたくて今回の旅行を計画しました。立ち寄り先の候補には、カナダとハワイがありました。一月という季節と幼児連れだということを考えると、必然的にハワイに決まりました。また、前回のウォルトディズニーワールドへの旅行の反省から、今回は自炊ができるようにコンドミニアムを利用することも決めていました。
■旅行日の選定
帰国することが確定したのが12月になってからだったので、それから旅行の計画を立てざるを得ませんでした。年末年始に観光客が多いことは容易に想像できるので、1月の第一週が終わってから出発することにしました。
■旅行先の選定
恥ずかしながら、今回の旅行準備を始めるまで、ハワイ州がどういう島々からできているか、ホノルルが何島にあるのかなど、ハワイについて何も知りませんでした。旅行の目的は、ただひたすらリラックスすること。そこで、ハワイ関連のWebサイトを見て回ると、マウイ島が自分たちの好みに合っているような気がしてきました。それほど大きな島ではなくて車で見て回れること、なにより観光客の数がそこそこでのんびりしていることなどが気に入りました。
■アメリカから日本への航空券
マイレージのことを考え、ユナイテッド航空を利用しました。Internet Travel Networkでフライトを検索し、ユナイテッド航空へ電話で予約を入れました。出発二日前の予約だったので、出発当日にチェックインカウンターで発券と同時に支払をしました。空港コードは次のとおり。
オースティン(AUS) ― サンフランシスコ(SFO) ― ホノルル(HNL) ― 成田(NRT)
■ホノルル(オアフ島)、カフルイ(マウイ島)間の航空券
やはりマイレージのことを考え、Star Allianceのメンバーであるアロハ航空を利用しました。ハワイ旅行関係のWebページを読むと、アロハ航空は空席があれば行き当たりばったりで乗れると書いてありました。島間交通網ですから、バスや鉄道の感覚なのでしょう。しかし、われわれはホノルルに夜到着することになるので、もし空席がなかったらどうしよう?、とか、最終便に乗れるだろうか?という不安がありました。
そこで、出発当日、サンフランシスコ空港で乗り継ぎ便を待つ間に、公衆電話からアロハ航空に往復の予約を入れました。この時、カウンターでクーポン券を買うと、チケット代が割安になることを教えてもらいました。(【写真】Maile Coupon Bookの表紙)
■マウイ島での宿泊先
いろいろ調べた結果、キヘイ地区を選びました。それは、次のような理由によります。
- マウイで一番安く泊まれるエリア
- 島の西側なので、海に沈む夕日が見られる
- 波が比較的穏やかで、幼児連れの海水浴に向いている
- オリエンタルフードのスーパーマーケットがある
泊まるコンドミニアムは、関連するWebページや近所の書店で買ったガイドブックを読んで、いくつかの場所に絞りました。値段と立地条件(ビーチに面しているとか)と電話での印象でMana Kai Maui Resortに決めました。
コンドミニアムを予約するには、提携しているコンドミニアムやホテルの斡旋を行う会社を通す方法があります。わたしの場合は、目当てのコンドミニアムに直接電話しました。予約電話は、現地の営業時間にかける必要があります。大きなホテルチェーンとは違うので、24時間体制で予約電話に応じてくれるところは少ないようです。
予約は、出発前日(つまりチェックイン前日)になってしまいましたが、オーシャンビューの部屋が確保できました。
■コンドミニアムの料金の一般傾向
料金は季節で違い、一般に、冬は高く夏は安い傾向があります。例えば、夏に一泊100ドル以下の部屋が、冬は150ドル以上だったりします。航空運賃のことも考えると、日本からハワイに個人手配で旅行するなら、正月が最も高く、夏休み前後が最も安くつくことになりそうです。
■レンタカー
アラモレンタカーを利用しました。コンドミニアムを予約した時、レンタカー割引の付いた宿泊パックがあることを知り、この宿泊パックを申し込みました。レンタカーの手配はコンドミニアム側でやってくれたので、自分で予約する手間が省けました。
■気候など
関東地方の初夏、晩夏のような気候でした。朝晩は少し肌寒いですが、日中は半袖・半ズボンで過ごせるくらい暑いです。滞在中はだいたい晴れか曇りでした。時々、朝晩雨が降ることがありました。常夏の島とはいえ、海は泳ぐにはちょっと冷たかったです。
■日本語の通用度
砂糖きび列車のチケット売り場の係員は、「オフク(往復)?」とか簡単な単語は知っていましたが、それ以外、マウイ島内のわたしたちが行動した範囲では日本語は通用しないようでした。
■ホノルル国際空港での島内便乗り換え
島内便の出発/到着ロビーは、ホノルル空港の建物からちょっと離れています。歩くと結構時間がかかるので、循環バス(Waki Waki Bus)を利用する方が楽です。
アロハ航空のチェックインカウンターは、予約済の人と予約なしの人の並ぶ列が違います。予約時に教えてもらったとおりに、まずクーポンを買い、それを使って航空券の支払をしました。
搭乗ロビーには、売店のほかに、バーガーキングやバー、レストランがありました。ロビーは、方側がアロハ航空の搭乗ロビー、反対側がハワイアン航空になっています。搭乗口は、ゲート番号だけでなく航空会社名も確認してください。
アロハ航空は座席が指定されていないので、乗り込んだ順に好きな席に座ります。ホノルル、カフルイ間は40分程度のフライトですが、ドリンクのサービスがあります。
■カフルイ空港でのレンタカーのピックアップ
レンタカーをピックアップする場所は空港の到着ロビーから離れているので、レンタカー会社のシャトルバスに送り迎えしてもらいます。ここで、Webページやガイドブックで読んだとおり、妻と子どもにはBaggage Claimでの荷物のピックアップを頼み、ロビーの出口で待ってもらうことにして、わたしだけがレンタカーのピックアップに行きました。レンタカーを借りて空港に戻り、そこで荷物と家族を乗せる作戦です。この方法だと、家族みんなで荷物を持って右往左往せずに済むので楽でした。
シャトルで送ってもらう間、運転手が簡単な道案内(どの方面はどの車線を走ればいいかとか)をしてくれました。レンタカーをピックアップしても、空港に戻れずにいきなり迷ったのでは困るので、しっかり道を覚えます。レンタカー会社のオフィスに到着したら、受け付けカウンターで手続きを済ませ、鍵を受け取ります。車は、コンパクトクラスということで、4ドアキャバリエでした。
■カフルイ空港でのレンタカーの返却
ピックアップした時と逆に、まず空港で荷物と家族を降ろしてから、レンタカーオフィスに向かいました。早朝6時前の返却でしたが、ちゃんと係員がいて、しかも、返却した車のチェックが念入りなのに驚きました。チェックが終わると手に持った装置から請求書を打ち出してわたされます。これを持って、レンタカーオフィスで支払を済ませ、空港まで再びシャトルバスで送ってもらいます。
実は、これほど返却手続きに時間がかかるとは思っていませんでした。飛行機の時間が迫っていたので、非常にあせりました。よく利用したオースティンのAVISでは、急いでいる時は車を置いて鍵を返却箱に投函するだけで済むサービスがあったので、同様のサービスがあると期待していました。
■車の運転
島内の道路の制限速度は全体に低めです。幹線道路の一部区間は60MPH前後で、他の一般道や海水浴場沿いの道路は40MPH前後です。案内標識は分かりやすく、日本から来た旅行者にも運転しやすいと思います。ただ、道路全体の流れがゆっくりしているため、わき道から無理に合流する車が多く、接触事故をよく見かけました。海沿いの道路は、歩行者が多く、信号の無い所を横断する人もいるので注意が必要です。
■ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは島内各地にあります。もちろんほとんどがセルフサービスです。ガソリンスタンドによって精算方法は違います。昔からあるのは、ガソリンを入れたあとレジに行って支払うタイプ。一方、新しいガソリンスタンドでは、それぞれのポンプにクレジットカードを受け付ける装置がついています。レジに行く必要がなく、その場で精算ができるのでお勧めです。ガソリンの値段は1ガロン(約3.8リットル)1ドル強です。日本より安いものの、やはり輸送コストがかかるため、アメリカ本土(1ガロン80セント前後)に比べると高めです。
■キヘイの感想
マウイ島内で一番古いリゾートエリアらしく、後からできた北部やキヘイの南のリゾートエリアのような豪華さはありません。キヘイには、日本からのツアーが利用する高級ホテルやコンドミニアムがないので、日本人団体客はいません。のどかでどこか日本の地方の海水浴場のような風情があります。贅沢しなくてもいい、ひたすらのんびり過ごしたいという人にはぴったりだと思います。
■コンドミニアム
【写真】ベランダからの眺めMana Kai Maui Resortは、キヘイ地区の南端にあります。Kihei Roadの海側に建っている8階建てのビルです。ホテルとコンドミニアムが合体した面白い部屋の配置になっています。
泊まった部屋は、1リビングルーム、1ベッドルーム、1バスルーム、フルキッチンです。リビングのソファーはsleeper couch(いわゆるソファーベッド)で、リビングとベッドルームの間には間仕切もあるので、二家族泊まることも可能です。ベランダからの眺めは文句なしでした。目の前のビーチやプールが見わたせ、夕日が沈むのも眺められました。
【写真】夕日をベランダから望む
このコンドミニアムは築20数年とガイドブックには書いてありましたが、内装は最近リフォームしたようできれいでした。キッチンには食器や調理用具が完備されています。ペーパータオルなどの消耗品も用意されていて、なくなるとハウスキーピングの人が補充してくれます。
部屋の様子 フルキッチン仕様の台所 リビング。ソファはベッドにもなる。 ベッドルーム ベランダ ■食材・日用品買いだし
コンドミニアムからキヘイの中心街まで、車で数分です。生活に必要なものはだいたい購入できます。また、Kihei Road沿いには、オリエンタルフードを扱うスーパーマーケットが二軒ほどあります。米のほかに、味噌、醤油などの調味料、カレーのルーやインスタントうどんやラーメンなど、欲しい材料はほとんど揃っています。
■自炊
パン中心の食事はまったく問題ありません。トースターやコーヒーメーカーは用意されています。オーブンでパンを焼くこともできます。和食の場合、ご飯は鍋で炊きました。思っているよりうまく炊き上がります。
■外食
宿泊したコンドミニアムにあるシーフードレストランにディナーに行きました。また、デニーズはいざと言うときのブランチやランチに利用しました。実は、アメリカ人の友人に、デニーズはまずいと吹き込まれていたのでずっと敬遠していました。でも、いざ入ってみると普通のファミリーレストランでした。もちろん、メニューは日本のデニーズとはまったく違いますが。小さい子ども連れでも気楽に入れるのがなによりでした。
■Wal-Mart
紙おむつなどの生活雑貨類は、キヘイと空港を結ぶ通り沿いにあるWal-Martも利用しました。Wal-Martは、ホームセンターとディスカウントセンターを合わせたような店で、生鮮食材以外のもの(洋服、生活雑貨、電化製品、園芸用品、日曜大工道具、おもちゃなど)を扱っています。
■砂糖きび列車(The Sugarcane Train)
LahainaとPuukoriiを往復する観光列車です。Lahaina駅から往復しました。駅前に駐車場があります。Puukoriiで降りなければ、列車はそのままLahainaまで戻ってきます。
Lahaina駅には転車台があります。入線した列車から切り離された蒸気機関車は、この転車台に乗って向きを変えたあと列車の先頭に連結されます。実をいうと、砂糖きび列車のみどころはこの転車台だと思っています。この列車は、名前から想像するのと違い、道路沿いやゴルフ場の中を抜けて走るだけです。わたしたちが乗った時は、列車中はほとんど日本からの観光客でしたが、特に車窓の景色がきれいなわけでもないし、子連れでない旅行者にはあまり面白いアトラクションではないでしょう。
■ハレアカラ火山
3000メートル級の火山でありながら、山頂まで登るのに車でわずか2時間です。山頂の荒涼としたクレーターの風景は、映画『2001年宇宙の旅』のロケに使われました。ハレアカラの山頂で日の出を迎えるのは、マウイ島の代表的なアクティビティーで、夜明け前にたくさんの人が登頂します。
わたしたちは、幼児連れだし早起きは苦手なので、日中に登りました。まず、登山道路に入る前にガソリンを満タンにしました。登山道路にガソリンスタンドはありません。道路は途中からヘアピンカーブが増えてきます。ガードレールはありません。山道のドライブに慣れていない人は車酔いするかもしれません(息子は生まれて初めて酔いました)。吐いてもいいように手拭きや嘔吐袋などを準備したうえで、時々、道路脇に車を止めて休憩しながら登るとよいと思います。
山頂付近は、晴れていても気温が低く風も強いので、半袖だと肌寒いです。山頂の少し手前に広い駐車場のある展望施設があり、ここで登頂証明をもらえます。また、この施設にはトイレがあります(山頂の展望台にはない)。
■ホェールウォッチング
マウイの冬は、ホェールウォッチングのできる季節です。ガイドブックを見ても、「この時期にマウイにいて鯨を見ないようでは、本当のマウイを見たと言えない」とまで書いてありました。実は以前、オーストラリアのパースでホェールウォッチングに参加し、半日ボートで走ったもののまったく鯨が見れなかったという苦い経験があります。今回はその雪辱戦でもありました。
ホェールウォッチングには、いくつかの方法があります。一つは、沿岸から双眼鏡で見る方法。海岸沿いの高台にウォッチングポイントが何箇所かあります。鯨は海岸のそばまでやって来るので、結構見えるようです。もっと近くで見たいなら、ホェールウォッチング・クルーズに参加する方法があります。
わたしたちが参加したホェールウォッチング・クルーズは、非営利団体The Pacific Whale Foundation(www.pacificwhale.org)が運営しているツアーでした。非営利団体ゆえ、大人$19と料金が安いかわりに船もそれなりです。他にもいくつかの会社がツアーを企画しています。ほとんどのツアーは、鯨を見ることができなければ、料金を返金するとか無料で次回乗れるとかの保証をしているので安心です。
わたしたちのツアーは、Maalaea Harborからの出航でした。ツアーは一日に十便以上あります。コンドミニアムのツアーデスクで、今から間に合う一番早い便に乗りたいということで予約を入れました。日本人はわたしたち以外にもう一組だけでした。クルーズは約二時間です。ちょっと沖合いに出たら、あちらこちらに鯨を見ることができました。鯨に近づける距離は決まりがあるので、目の前で見るというわけにはいきませんが、映像でしか見たことのない情景を生で見られたことに感動しました。この日は波が高く船の揺れが激しかったので、わたしが船酔いしてしまいました。
すばらしい旅行になりました。ビーチに面したコンドミニアムの生活は大いにくつろげました。好きな時間に起きて、食べたいものを食べたい時に作って、出かけたい時に出かけて、ベランダから海に沈む夕日を眺め、そして、波の音を聞きながら眠りにつくという、とてものんびりした滞在でした。
なによりも、滞在中ずっと息子が楽しそうにはしゃいでいたのを見て、本当に行って良かったと思いました。ハワイに家族旅行のリピーターの多い理由がちょっと分かった気がします。マウイは、これからも訪れたくなる場所のひとつとなりました。
マウイにはまだたくさんの見所があります。たとえば、地上の楽園Hana。Hana Highwayの話を聞けば聞くほど、行ってみたい気持ちになります。しかし、今回の滞在期間と子どものことを考えると、Hana Highwayのような険しい道を半日走るというのは無理だと思い、また次の機会にすることにしました。
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